整骨院で働いていてよくお耳にするのが、足の裏が痛いとの声です。

スポーツをしている学生さんから現場仕事の職人の方まで幅広く症状を訴えてくる患者さんは多く、原因はそれぞれですが主な症状で足底筋膜炎と呼ばれるものが、足を良く使う方に頻発します。

足底筋膜炎とは足の裏に張っている筋肉の炎症のことで、土踏まずがない偏平足の方やスポーツの酷使で下肢に疲労がたまり過負荷がかかっている方に起こりやすいです。

症状として、一歩目の踏み出し時に痛みが走り、特に座っている時、寝起き時の一歩目が痛いと訴えてきます。自重が炎症部分に乗っかり、なおかつ歩いていなかった時間で足底の筋肉が硬くなり柔軟性が無くなっている時に特に痛みが発生します。

炎症が強い方だと足底の炎症部分を軽く押圧しただけでも痛みを強く感じます。足底筋膜炎の炎症の酷さには個人差があり炎症が弱い方は筋肉のツッパリ感のみしか感じない方もいます。

この症状の差で同じ足底筋膜炎と判断しにくい場合もあるので、必ず医療機関で診てもらいましょう。

一度この炎症がでて痛みが起こるとなかなか治りずらい特徴があります。

足の裏の炎症なので歩いてしまうことから、さらには最初の数歩は痛いのですがそれを超えると我慢できる程度の痛みになり放置しがちになってしまいます。

歩いている間に足底の筋肉が伸ばされ炎症が起きている痛みを和らげてしまい、自分自身痛みに慣れてきてしまいます。ですがこの痛みの緩和は治癒しているから痛みがなくなるわけではないので注意が必要です。

痛みとは警報で身体に異常があります、とのサインなのです。それを無視し治療せずに放置してしまうと状態が悪化していきます。足底筋膜炎は放置して命に関わるところまではいきませんが、筋肉の伸張負荷がかかり続けると骨が負荷に耐えられずに疲労骨折を起こします。最悪の場合皮膚を貫き骨が露出し手術しなければいけない所まで悪化します。

さすがに手術する状態になるまで放置する方もまれですが、そうなる可能性があると自覚することも大切です。

なかなか治りにくいと上記で説明しましたが、テーピングでの保護や超音波治療、低周波治療など治癒速度を上げていく事自体は可能なので痛みを我慢せずに早期に医療機関に受診をお勧め致します。

治療に必要なのは痛みの発生した機序を明確にすること。スポーツ自体が原因ならしっかりと完治するまで休息が必要ですし、職場での過激な労働であればその負荷がかからない作業に交換してもらう、自分の実行できることをしっかりと把握していきましょう。

また予防対策、予後対策として筋力トレーニングやストレッチも有効です。